お水送り
 3月12日に奈良東大寺二月堂で行われる「お水取り」に先がけて、毎年3月2日に行われる小浜市神宮寺の「お水送り」は、奈良と若狭が昔から深い関係にあったことを物語る歴史的な行事で、当館より車で50分程の所で行われます。
「お水送り」は
■午前11時、下根来八幡宮で営まれる山八神事から行事はスタート。神宮寺僧と神人がカシの葉に息を吹きかけ、手を交差させて後ろに投げる。これは、体内に宿った悪霊を振り払うためだ。それから赤土をお神酒で練ったものをご祈祷してからなめて、残り土で柱に「山」と「八」の字を書き込む。
■午後1時からは神宮寺境内において弓打神事。紫の装束に身を包んだ氏子代表が古式にのっとり、30メートルほど離れた的に向けて弓を放つ。
■午後5時半ごろ、白装束の僧がホラ貝を吹きながら山門をくぐり入場。
■午後6時からお堂で修二会を営み、「だったん」の行へ。7メートルもあろうかと思われる巨大松明を「エイッ、エイッ」とのかけ声とともに振り回す。
いよいよ大護摩に火がともされると、炎が水面に燃え広がったようになる。住職が送水文を読み上げ、邪気払いをし、香水を遠敷川に流す。香水は10日後、奈良東大寺の「お水取り」で汲み上げられる。

午後7時からの約2kmの松明行列には、一般市民、観光客の皆さんも手松明を購入して参加することができます。

 ☆すごく神秘的な行事で、一見の価値ありです!私が保証します。ただ、寒さ対策だけはしっかりしてお越しください。。とにかく寒いですから、、鼻水が出ますから、、、。それと松明行列へのご参加をお考えの方は、良い服を着て来ないでください!松明の炎・灰が服に付きますから。。。